突然の辞令で彼の会社へ出向します

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その週の金曜日の夜、会社の最寄りの駅近くの居酒屋で、わたしのための歓送会が和やかに開かれた。 さすがに重役の方々はいらっしゃらないけれど、個人付きの秘書の人たちはボスの接待のスケジュールを調整して、秘書課の二人とともに全員参加してくれた。 そして、わたしは新卒後六年間勤務した、あさひJPNフィナンシャルグループを事実上、退社した。
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