8195人が本棚に入れています
本棚に追加
゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚
タクシーで将吾さんの実家に帰ってきた。
まだ頭の中がぐるぐるしていたので、タクシーの中ではずっと彼の肩に頭を預けていた。
将吾さんがわたしの部屋のパウダールームまで連れて行ってくれた。
早速シャワーを浴びようとしていたら、彼がどさくさに紛れてわたしのセミアフタヌーンドレスを脱がせるので、あわてて追い出した。油断も隙もない。
将吾さんは愉快そうに笑いながら、追い出されて行った。
シャワーを浴びて、メイクを落として、ユニクロのもふもふのフリースの部屋着を着て、パウダールームから出る。
すると、わたしのクィーンサイズのベッドに将吾さんがいた。
……いつものことだけど。
わたしがベッドに入ろうとすると(だって、そこはわたしが寝るためのベッドだから)将吾さんがベッドスプレッドとブランケットを捲って中に入れてくれる。
将吾さんも隣の自分の部屋のバスルームでシャワーを浴びたらしく、いつもの香水じゃないボディソープの匂いがふわりとした。
最初のコメントを投稿しよう!