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「……まぁ、いい」
将吾さんはふうーっと息を吐いた。
「おまえがおれの部屋にわざわざ抱かれに来てくれたから、今回は寛大にも許してやる」
……いやいやいや。
そもそもは、悪口と文句を言うためにここに来たんですけれども。
「そして、これから」
将吾さんの琥珀色の瞳が艶めかしく輝き、妖しい光を落とした。
「おまえがだれと婚約しているのかを……
おまえと結婚するのはだれなのかを……
……たっぷりと理解らせてやるから」
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