酔った勢いで素直になってます

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「……ここから先は、まだ知らないからな」 将吾さんが荒い息でつぶやいて、わたしのショーツの中へ手を這わせた。 もふもふのフリースの上下は、とっくの昔にベッドの外へ放り投げられている。 将吾さんも先刻(さっき)、スウェットの上下を乱暴に脱ぎ捨てていた。 わたしはすっかり、あふれんばかりになっていて、彼の指を受け入れる。 「……彩乃、狭いな……ご無沙汰か?」 将吾さんが指だけじゃなく、その表情と声でもわたしを揺さぶる。本当に意地悪だ。 「お仕置き」はまだ続いていて、彼はまだ一度もくちづけしてくれることはなくて…… ただ、わたしが彼の指でこの上もなく乱れている姿を……そんなわたしの顔を、ただ、見つめていた。 ……この人、絶対に人工授精なんかせずに、自力でわたしに子どもをもうけさせるつもりだ。 そのために、なんだかいろいろ策を練っていて、自分がまんまとそれにハマっていたことに……たった今、気づいた。 だけど……
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