混ざり合う雨。

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だらだら過ごす日々が続いた中、私はネットに逃げた。 もう嫌だった。 父はあれからたまに家に来ては兄達とどこかへ出かけるようになった。 そして兄達が帰ってくるといつも手に何かを持っていた。 結構続くもので私はただ「いいなぁ、」と思っていた。 そんなある日、父は私に声をかけ出かけた。 「何か欲しいものはあるか」 そう聞かれた。 スピーカーが欲しいと思い、なるべく安いものを手に取ったが父は拒み、高いものを買った。 この時私は確信したことがあった。 〝あぁ、貢いでるんだ、こうやって。それで引き止めてるんだ、誘惑して〟 ドス黒い感情で溢れた気がした。 そして前、あばあちゃんの家に言った時。 母がいった。 「父ったらね、キノがネガティブで落ち込んでとても鬱で病気だって、あっちならそれも解決できるっていったのよ」 そういった。 確かに1回、たった1回。学校が嫌になって父に相談したことがあった。 でもそれでも深くは語らず浅く語った。 そして話し合い、私はカモフラージュにダンスを習うことにした。 それから私は自分に自信がもてて、前より堂々と明るくなることができた。 だから、これで解決したなぁと思っていた。 何故そんなことを言うのだろう。 そんなことを言ったら余計に気分が沈む。 なんで...? ねぇ、なんで私が病気だなんていうの? 私なんか病気じゃないよ 本当に気持ち悪くなった。 自分が、父親が。
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