ツバメと少年の話
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ツバメと少年の話
毎日僕は、僕のお気に入りの場所で一冊の本を読む。 大抵は楽しい話が多い。読み終わった後、無性に甘いお菓子が食べたくなるような。 友達の北風に今すぐ伝えたくなるような。 けれども、今僕が読み終えた本は悲しい物語だった。 それは僕の町サンスーシの昔話。 本当かどうかは、おじいさんのおじいさんも知らないくらい昔の話。 それはね、こんな話だったんだ。
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