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幸い生い茂る野原も何故か綺麗に単芝程度の整地が成された状態であり、
バイクラジコンでも苦労なく走れるはずである(プロペラの事は忘れよう)。
「ザジ! 上に乗れ! 」
フォッカーのドローンボディの上にザジが乗るとフォッカーはリポバッテリーを排出、
交換を即座にこなし犬モードで走る。
「三人とも気を付けたまえ、
ロボットの重火器で対応出来なかった時点で我々の戦力では勝算は無い」
カンチョウの号令が走る。
「解った」
「せやな」
「了解したよ」
フォッカー、
ねぱた、
ザジが答える。
「ユナちゃんはトレーラーの荷台の上に、
カンチョウも下がって......」
パルドが逃げられるように準備すると、
早速ロボットの方から行動があった。
場所が変わって、
進入禁止区域の山間に大きな電波を送信出来る改造車が止まってあった。
危険地区からやや離れて国道の一部を封鎖、
電波送信車輌と幾つかの乗用車から護衛の車輌まで三台の車が並行している。
「攻撃準備整いました。
発砲許可をお願いします」
作業着を着た人間が何人かモニターで確認して現状を報告する、
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