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「いや、
だからそこで会ったのは当たってるけど、
そんなんじゃないってば」
困っているザジがとても新鮮であるらしく、
微笑ましい顔でパルドが見ている。
「ム? なんだ? 」
ジャレあってる二人にパルドが急に静止を促してきた。
「しっ......何か霊声らしきものが聞こえる」
「......」
微かに聞こえるのは叫び声の様だ。
「......! ......!! 」
パルドが言う通り、
ザジとユナにもその霊声が聞こえてくる。
「これは......戦闘している様に聞こえるんだが? 」
パルドが状況に困惑していると、
ザジがレストルームの一室から飛び出してガールズプラモデルから戦闘に使えるボディにとりつく。
ここで使うボディは、
以前の騎士ロボットを改修したもので
破損した手足を余剰パーツや適当な合うパーツで修繕、
更にはカンチョウのブロックトイのジョイントパーツを貰って即席で改修したものだ。
「場所は近いな、
亡霊じゃない可能性もある」
ザジは霊声の聞こえる場所を探る。
「亡霊じゃないって? え? 」
ユナの察した言葉通り、
ザジが頷く。
「生き霊なの!? 」
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