五話「憑依バトル」

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 「いや、 だからそこで会ったのは当たってるけど、 そんなんじゃないってば」      困っているザジがとても新鮮であるらしく、 微笑ましい顔でパルドが見ている。      「ム? なんだ? 」    ジャレあってる二人にパルドが急に静止を促してきた。    「しっ......何か霊声らしきものが聞こえる」      「......」      微かに聞こえるのは叫び声の様だ。      「......! ......!! 」    パルドが言う通り、 ザジとユナにもその霊声が聞こえてくる。    「これは......戦闘している様に聞こえるんだが? 」    パルドが状況に困惑していると、 ザジがレストルームの一室から飛び出してガールズプラモデルから戦闘に使えるボディにとりつく。    ここで使うボディは、 以前の騎士ロボットを改修したもので    破損した手足を余剰パーツや適当な合うパーツで修繕、 更にはカンチョウのブロックトイのジョイントパーツを貰って即席で改修したものだ。    「場所は近いな、 亡霊じゃない可能性もある」    ザジは霊声の聞こえる場所を探る。    「亡霊じゃないって? え? 」    ユナの察した言葉通り、 ザジが頷く。    「生き霊なの!? 」  
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