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人々は熱に追われるように川のほとりへと文明を築き、時の権力者たちは物流を牛耳り富を蓄えた。
そして小さな部族や流浪の民、東の国々からつれて来た民を奴隷とし。奴隷たちの神を否定し自らを神とする崇拝を、力によって認めさせていた。
権力の象徴を建造するのだと……神となった権力者は、灼熱の大地に巨大な石を運ばせる。
その様子を何の感情もなく眺めている者がいることに、誰も気がつかなかった。
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