奴隷とこども

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華奢な体躯、黄色い肌、黒髪に薄茶の眼の東洋系の奴隷の男は、子供の見目に同情したのか、はたまた同じ髪の色を持っていたからだろうか…… どちらにせよ黙っていられなかったのだろう、奴隷は高いところで座っている子供に声を掛けた。 「そんなところに座っていたら危険だ、落ちたら怪我をする」 だが子供は奴隷を見下ろしはしたが、降りる気配はなかった。
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