第一話 運命の出逢いが落ちて来る

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 バチバチいってる空間そのものに何か歪みが生じて、ガバッと開いて――。  その中から、はボトリと音を立ててベッドの上に、落ちたわ……。 「人間の、男……?」  私が見間違える筈が無い。は正しく人間の男だった。  ベッドに顔を半分埋もれさせているけど、でも若くて、しかもかなりのイイ男よ。  細く整った眉に長いまつげ、血色の良いハリの有る頬。髪は私のに系統の似た、でももっと赤みが強い――赤毛。
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