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私が今を生きる頃
これでこの物語はおしまい。
長くて平坦で、飽きてしまった人もいたかもしれない。私の人生はそんなもんだ。
それでも確かな事実として、私がいて、母が死んで、そして今がある。それは私にとっては替えの利かない事実だ。
私が十八歳三ヶ月だった頃母が亡くなった。
あの頃私は母が嫌いだった。
今はもう分からない。
でも、私はあの人たちの娘であり、今、この瞬間も生きている。
これからも、歩き続けていく。
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