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はじめに
林田京介二十八歳。職業、警視庁の刑事。階級は警部補。
この物語は俺の彼女、麗子の物語だ。
とんでもない美人だ。
異世界からやってきたお姫様のような、美女だ。
階級は巡査部長。
少しおっちょこちょいで、ドジなところもあるのが愛嬌。
性格は良い。
時々間抜けだと思う事はあるが、根は優しく残酷な事件に直面した時はいつも、涙を流す。
美人の癖に気さく。そこも気に入っている。
彼女との出会いは、警視庁警察学校。初任科過程時代に知り合った。
警察学校に入ると女子は全員、ベリーショートカットにしなければならない。化粧は基本的に出来ない。
そんな彼女達の中で、化粧をしなくても麗子は目立った。ベリーショートにしようが、化粧をしなかろうが、元が綺麗な人は綺麗なのだと初めて知った。
俺は、高校、大学とモテた方だ。けれども、こんな美人は見た事がなかった。聞くところによると、出身は青森県。
秋田、青森というと美人が多いというが、納得した。男だけじゃない。女も驚く程の美女。
最初は容姿に釘付けになった事は、認めなければならない。
俺と同じでバツイチの彼女。
最近、麗子はミスドのドーナツにハマっているらしいが。
そんな彼女とそして俺がこれから関わる事件をお読み頂けたら幸いだ。
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