女流作家

25/28
731人が本棚に入れています
本棚に追加
/564ページ
 肩までのセミロング。  整った顔立ちに、すっきり通った鼻。顔のパーツが全て完璧な美しい懐かしい顔。少しだけつり上がった美しい瞳。  有川麗子だった。  隣にいる男がまた、有川のように華奢で背が高い。目の下にクマができているが、端麗な容姿そのもの。美男美女の絵になる二人だ。  チェーン店の牛丼屋が似合わない。  俺の姿を見るなり「あら、先輩」と有川は言った。  そして二人は俺の隣に駆け寄ってきて、座った。 「久しぶりだな」  俺は苦笑いした。 「えぇ、ホント」  有川はニッコリ微笑んで左手で、髪をかける。
/564ページ

最初のコメントを投稿しよう!