触らせろ。

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「じゃあ、俺そろそろ行くわ」 真斗がお会計の小銭をテーブルに置いて立ち上がる 「え、もう?」 時計を見るが、まだいつもより全然早い 「あぁ、ちょっと今日は早めに出社しなくちゃ。出張放ったらかしで来たから」 うっ…… 「ごめんね、。」 私のせいで、彼が会社で困るような事にならなければいいのだが 「ばーか。そんな顔したって、可愛いだけだから。」 んなっ、! 小っ恥ずかしい事を言って、真斗は私の頭をクシャっと撫でて去っていった ……。 ボーっと彼を見送ってると 「花ちゃん、ひょっとして良い事あった?」 ……!! 「え?!え、っと…いや、あの…」 昨日、店長とあんな事があったのに… その直後に真斗と両想いになったなんて 私はどんだけだよ!! 自分に突っ込みを入れながらも頭を掻いていると
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