満ちた月

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真斗の指が私の顔に触れ 涙を拭う そのまま、ゆっくりと唇が重なった 涙なのか 昂ぶった彼の熱なのか 濡れた感触が唇を覆う 「ん…っ、ぁ」 優しいキスから 少しだけ乱暴になった真斗は私の服を捲り上げながら ベッドに押し倒した 私を見下ろす彼の瞳は 射抜くように強く、熱い 私の身体に触れた彼の手は 熱を帯びていて 彼自身の昂まりを知らせてくる 愛おしい この言葉を説明は出来ないが 表現するなら 今の私の感情そのものだろう 「真斗、。…好き、。」 私の言葉に彼の瞳が揺れた
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