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「待ちなさい、君たち。私にぶつかっておいてその態度はないんじゃないか?」
ごつい男性が貧相ななりをして私を見やる。
「なんだ、お前。泣かされたくなかったら引っ込んだ方がいいぞ」
「そうだぞ、ひ弱そうなつらしやがって」
仲間が私をからかった。
私の神経がチリっと燃える。どうやらこの男性らは私のことを知らないらしい。無知は罪とは知らないのか。
「どう、殺されたいですか?」
私はにこりと笑った。
酒場の裏路地で醜い悲鳴を上げる男性ら。
それでも男だろうか?醜いものは排除してやろう。でもその前に。
私はにたりと相好を崩す。聖剣の力を試さなければ。今までクレイモアの下げられていた腰には白いさやに入った聖剣が下がっていた。
聖剣を抜く。シャラリと澄んだ音を響かせた。
奇麗な刀身だ。うっすら金色に輝くのがいい。私はそいつらへと向き直った。
剣を一閃する
周りの街並みが一瞬で破壊された。
なんて破壊力だ。素晴らしい。
頭上の街並みを一瞬で壊した私に男たちが許しをこうた。
「お願いです!命だけは助けてください。なんでもします!」
「そうです、お願いします!」
私は男らに微笑んだ。
「無理ですね」
逃げ出す男たちに一閃。もう彼らは動かない。
フフフフフ。
さて壊れた町の一角はどうしようか?
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