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「ん?」
「ケイを追いかけてよ!」
「え? 俺が?」
「そう、だって私怖いもん」
「あはは・・・、でも俺が追いかけたところで・・・」
「追いかけて、ケイを連れてきて!」
日葵は半ば強引に 聖を押し出し、ケイを追わせた。
「これでいいかな・・・渚姉?」
「きゃはっ、上出来☆」
聖の姿が見えなくなり、日葵が振り返り見た先には不在のはずの渚姉がいた。
「チキチキ大作戦は失敗しちゃったけどアレなら上出来よ」
「チキチキ大作戦は大失敗だと思う」
「じゃ、私たちはこの調子で警部殿と鏑城君をくっつけるために尽力するよ~!」
「・・・う、うん」
いざ、冒険! と叫びながら渚姉はケイと聖の後を追う。
「・・・大丈夫かなあ」
日葵は不安げに渚姉に続いた。
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