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「ね、警部殿にも青春！ させてあげようよ」
「･･･渚姉は？ 渚姉は青春しなくていいの？」
「だって私彼氏いるし」
「･･･は？」
「それに臨死君タイプじゃないんだよね～」
「え、ちょ、ま、かれし！？」
「うん、イケメンの彼がいるんだぜ？ あれ？ 言ってなかったっけ」
「きいてない」
「ま、そんなことはどうでもよくて」
「いやいやいやいや！」
その話題だけでまる二日くらい話し込めそうな衝撃の新事実であった。
「だから、警部殿にも恋をさせてあげよう！ って言ってんの。オーケー？」
「･･･おーけ」
驚きが抜けきらないうちに押し切られてしまった日葵であった。
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