第三章札幌の日

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第三章札幌の日

あれから二年後…美雨は大学を卒業して、東京で働いていた。母から連絡が来て、お正月は札幌には帰らないのか、と言われていた。美雨は迷っていた。三が日くらい、帰るかな、と思いなおし、帰ることにした。 2年前に札幌へ戻った理は、グラフィックデザイナーとして働いていた。美雨は、東京での仕事もあり、寂しいとは思っていなかったが、ふらっと東京へやって来ては、たまに体を求められることに、少し違和感を感じていた。     
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