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小学六年生になった春、ゲームをこよなく愛するユウは、行きつけのゲームショップで秘密の地下室を見つける。
その部屋にあったモニターに触れると、ゲームの世界に入ってしまった。
また親友のレイジも同じくゲームの世界に入ってしまい、二人は力を合わせてそのゲームをクリアする。
数日前からゲームの世界に閉じ込められ行方不明になっていた同級生のリノンも救い出し、現実世界に戻ってきた二人。
二人はゲームショップの店員から、人々の愛や想像力によって無数のゲーム世界が平行世界として生まれていること。
そして、そのゲーム世界に吸い込まれてしまう人々がいることを聞かされる。
ゲーム世界と現実世界を自由に行き来できるのは、ユウたちの通う小学校の生徒のみだと知った二人は、ゲーム世界に閉じ込められた人々を救うために様々なゲームの世界に入り、ゲームを攻略していく。
最初は順調だったが、レイジのクラスに転入してきたアイもゲーム世界に入り、二人のゲームクリアを妨害してくるようになる。
その後、とあるゲームの主人公であるディルクが現実世界に来てしまい、仲間に。
しかしそれと引き換えに、レイジはディルクの暮らしていたゲーム世界から出られなくなってしまう。
やがて、当初は対立していたアイとも和解。
彼女はもう何年間もゲーム世界に閉じ込められているという両親を救うために転校し、ゲーム世界に入っていたのだ。
アイがユウたちを妨害していたのは、ゲーム世界に人々が吸い込まれるメカニズムを研究しているという謎の人物に頼まれてのことだった。
三人の力を合わせ、レイジを救い出す。
小学生最後の学年として現実世界を過ごしながら、ゲーム世界の攻略を進めていく四人。
それは任務でありながらも、楽しい日々だった。
しかし、アイが協力していたその謎の人物が、アイの両親を含む現実世界の人々をゲーム世界に引きずり込んでいたことを知り、卒業式の直前、直接対決をすることになる。
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