私が…プロポーズ?

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131 ~退職当日~ 仕事の引き継ぎは 前日には終わり デスクまわりの片付けも 午前中には終わる 午後からは お世話になったなった人達へ 別の部署から自分の部署までの 挨拶まわりをした 気持ちだけで 申し訳ないけれど お菓子を配りながら… 挨拶はすんなりとは 終わらず 立ち話になったり お茶をご馳走になったりした 無事に終わって デスクに戻ると 隣には小田切さんが座っていた 「お疲れ様です!」 声をかけてから椅子に座ると 「大変だっただろ? 挨拶まわりは?」 小田切さんに言われた 「そうですね… このカラダだと 普通のカラダと違うから 少し大変でしたけど お世話になった方には きちんと挨拶したかったので 良かったです。」 「穂波さんらしいなぁ…」 しみじみと言った 「小田切さん。」 「ん?」 「小田切さんが結婚する時は 教えてくださいね?」 「うっ…何で?」 「お世話になったし… 私、お祝いしたいので。」 「まずは…彼女作らないとな。」 「大丈夫です。 絶対出来ますよ!」 「ありがとう。 穂波さんもお母さん頑張って!」 そんな会話を小田切さんとした 小田切さんは それから数年後に結婚することになる… ………
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