私が…プロポーズ?

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133 忘年会中… 黒木さんと私は お酒をお酒をつぎに 色々な席に回った 今回はいつもより 賑やかだった 一次会が終わる前に ひとりひとり 今年頑張ったこと 来年の抱負を語る それも今日で終わりなんだなと 思って聞いていたら 涙が溢れてきてしまった それに気がついた 黒木さんが 「穂波さん、大丈夫?」 ポケットティッシュ 丸ごとくれた… 最近、やたら涙もろくて ちょっとしたことでも 泣いてしまう…私 私はまだ話す前から 泣いてしまって… 手持ちの鏡を見たら 鼻は真っ赤になってる 恥ずかしい…と思っていると 私に回ってきてしまう… 「会社でも 挨拶しましたが、 皆さんと一緒に仕事出来たこと 私は本当に恵まれてました。 ありがとうございます。 これからも 陰ながらですが 皆さんの活躍を応援しています。」 もっと色々話したいことも あったのに 泣いてしまって 頭の中から すっ飛んでしまった… すると… 黒木さんが私の前に来て 「穂波さん、お疲れ様! 元気な赤ちゃんを産んでね。」 花束を贈ってくれた 「ありがとうございます… うっ…」 受け取りながら また涙が溢れてしまった… ………
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