私が…プロポーズ?

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135 タクシーから降りると 志貴さんが 「お帰り…美桜。 カラダの方は大丈夫?」 「ただいま。 大丈夫です。 志貴さん、 ここまで小田切さんと 黒木さんが送ってくれたんです。 大丈夫だと言ったんですけどね。」 「妻がお世話になりました。 ありがとうございます。 これを…」 タクシー代を渡そうとする 志貴さん 「良いですよ。 俺たちが勝手に送ったので。」 「でも…」 そんなやりとりをして 志貴さんは タクシーの運転手さんへ 渡してしまった 「これで おふたりを目的地まで 送ってください。」 「「すみません…」」 小田切さんと黒木さんは 志貴さんにお礼を言った 「こちらこそ、助かりました。」 黒木「それじゃあ、穂波さん またね。」 小田切「赤ちゃん、産まれたら 連絡して?」 「はい、わかりました。 ありがとうございます!!」 私はお礼を言って 志貴さんと一緒に タクシーを見送った マンションに戻る途中… 「美桜、もしかして 以前、飲んだ人たちって あのふたりと?」 「えぇ…もうひとり居ましたけどね?」 「そうか… 美桜は良い同僚に恵まれてるね。」 私と手をしっかりと繋いで エレベーターに乗り込んだ… 部屋に着くと 志貴さんに抱きしめられた… ………
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