私が…プロポーズ?

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139 普段、意識して見ることは無いのに 今夜の私は意識しすぎちゃって さり気なく 目を逸らしたものの 志貴さんには 不自然に見えたんだろう 「美桜、どうしたの?」 「えっ?あっ…何でも無いです。」 髪を乾かし終えてから ハミガキへ 志貴さんが ドライヤーで 髪を乾かし始めた また…見てしまうと 目は合ってないのに ドライヤーを止めた志貴さんが 「美桜?」 「は、はい。」 「さっきから 視線が痛いんだけど? 何でも無いとは言わせないよ。」 うっ…気がつかれていた 「…ごめんなさい。 つい見ちゃいました。」 「僕に話したいことが あるんだろ?」 うっ…バレてる 「寝室でお話します。」 私はさっさとハミガキを終えて 寝室へと向かった 怪しいよね? あんな態度とったら… 寝室のベッドで 志貴さんを待った… 少し経つと カチャ… 寝室の扉が開き 志貴さんが入って来て 私の隣に並んだ… 「美桜、話って?何?」 そう言われて 心臓がバクバクしてしまった… ………
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