私が…プロポーズ?

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145 病院に着いてから 直ぐに受付を済ませた これから頑張らなきゃならないのに そこで気が抜けた…私 「穂波さん!」 看護師に支えられて 簡易ベッドに横になった 「すみません…迷惑かけて…」 「大丈夫よ。 初めての時は色々あるから 穂波さんは産むことだけに集中すれば 良いからね。 家族の方たち来たらちゃんとお話するから 余計なことは考えないでね?」 と看護師に言われた 「…はい、ありがとうございます。」 「少し熱あるみたいだから 横になって… 先生、少ししたら来るからね。 多分入院になるわ。 先生来る前に何かあったら ウロウロしてる 看護師に声かけて?」 「はい。」 返事をしてから 私は目を瞑った… どのくらい経ったのか… 「穂波さん。」 名前を呼ばれ 目が覚めた 先生が診察し 入院と判断して 出産の為に 大部屋へ 移動し 陣痛の間隔を測定する 機械がベッドの側に置かれた 「まだ…時間かかるから 後でお昼持って来るわね? お昼も食べられないかもしれないけど 何かしら食べて 出産の時力つけとかないとね。」 「はい、わかりました。」 時々来る陣痛に耐えながら 私はベッドに横になっていた ………
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