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心配してる苺をよそに司は、言う。
「 んなことより、危ないだろうが周り真っ暗だぞ
女がこんな暗い道歩いてんじゃねーよ。
送る…。」
最後は小さな声で聞こえないくらいであった。
ふえ?司くん何て?
「うるせーー早く帰るぞ!」
まるで怒鳴りつけるようにして言う司に苺は疑問をストレートにぶつける。
司くん家逆なんじゃ。
「良いから送るって言ったら送る。」
赤い顔のまま言う司くんに断るのも悪い気がして、
こうして、半端強引に司くんと帰ることになってしまった。
同年代の男の子と一緒に帰ったことが無かったので少しソワソワとワクワクが織り混ざっていた。
「で、閲覧数はあれからどうなったんだ?」
あっ!ごめん私歩きスマホしない主義なの。
「偉いなってか、お前したら怪我すんだろ」
「えへへバレた?」とちょっぴり舌を出しながら答えると、司くんは舌を向いてほんのり顔を赤くしていた。
疑問に思っていると、早いものでもう家の前に到着。
司くんは唐突に頭に手を乗せてきたのである。
え?何?どうしたの?
「え、イヤ別にお前身長ちいせぇーなははは」と顔をそらす。
失礼な男ね。
司くんはと少々口喧嘩をし、また明日ねと司くんと別れたのであった。
ドアの前にしゃがみ込む。
「はぁさっきの司くんほんと何なの チビって自覚してるしバァーカ。
ふんっ良いもんブログブログー」
一気に気持ちを切り替えてブログをチェックする事にし、一段落をつけた。
閲覧数は一気に10人になっていた。
苺は舞い上がり体が軽くなったようだった。
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