上司と恋愛?!〜琴子の場合〜

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133 シャンパンを 飲んでいると 料理が少しずつ 運ばれてくる 色とりどりの 前菜から始まり メイン料理… 好きな人と 綺麗な夜景が見える所で 一緒に食事が出来ること 心から幸せだなと 私は感じた… デザートを食べ終え… 部屋に戻るのかなと 思っていたら デザートの お皿が片付けられて 別のお皿が 私の前に置かれた えっ? デザート食べたのに?! そのお皿をよく見ると 『Will you marry me?』 とお皿に書いてあり 小さい箱が リボンで結ばれていて 箱の横に ミニの赤いバラが添えられていた 最初言葉にならなくて… 「…優真さん?」 優しく微笑んで 私に 「琴子…僕と結婚してください。」 「!!」 まさか プロポーズされると 思っていなかったので 私は涙が溢れそうになり 優真さんの顔が 涙で滲んで ちゃんと見えなかった… 「琴子?ダメ?」 そう言われて 首を振り… 「…私で良いんですか?」 「琴子だから、プロポーズしたんだけど?」 「…よろしく…お願いします。」 私が答えると 「ありがとう…琴子。」 小さい箱のリボンをほどき 箱を開けると キラキラと輝くダイヤモンドのリングを 私の左手をとって 薬指にゆっくりとはめた… えっ? サイズがピッタリ… いつの間に…?! 「大変だったんだ… 琴子の指のサイズはかるの…」 優真さんは 照れながら話す… 私はリングを見つめてから 優真さんに 「ありがとうございます…」 お礼を言った… その後… レストランを後に… ………
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