◇彼の浮気◇

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……… …琴子の上司の 蔵山(くらやま)課長だった 一瞬…私は迷ってから 「どうぞ…」と言った 「ありがとう。」 そう言って…蔵山課長は私の隣に座る フーッと思わず溜息をついたら 「川岸さん、何かあったのか?」 「…えっ、すみません。 あると言えば…ありますけど… こんなこと…恥ずかしくて 言えないです…」 「困ったことがあるなら 俺が聞くよ… 嫌なら無理には聞かないけど…」 そう言われて 心がグラっとしてしまう お酒のせいかもしれない 私は…蔵山課長に彼のことを話してしまう… 「ごめんなさい… こんなこと…困りますよね…」 そう言いながら 私はグラスに入っていた ビールを飲み干した 「…酷い彼だね? 川岸さんのこと裏切るなんて…」 蔵山課長は私の代わりに怒ってるみたい 「フフッ…ありがとうございます。 話を聞いてくださって…」 「あっ…いや、俺は… 川岸さんが元気無いから どうにかしてあげたいって 思っただけだから…」 その後…ふたりで色々な話をした ………
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