◇やってしまった?!◇

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……… 扉を開けると ホッとした顔の 蔵山課長がそこに立っていた… 「…良かった。 中で倒れてたんじゃないかと思ったよ。」 「ごめんなさい…」 わたしは頭を深く下げてから 「…色々と迷惑かけたみたいで。」 蔵山課長の顔を見上げた 「本当だ…色々迷惑かけられたな… ここまで連れて来るの大変だったよ? タクシーの運転手に 手伝ってもらったんだ。」 …うっ 「川岸さんの家知らないし… 俺の家に連れて行くわけにも 行かないだろう?」 確かにそうだ… 蔵山課長…彼女いるかもしれないし… 「ごめんなさい… 何てお詫びしてすれば良いか…」 私が言うと 「ん?どうしてもらおうかな?」 …えっ? 比べては行けないけど 上司の西園寺課長と大違いだわ… ちょっと軽い感じ? 確か同期だったよね… 「…川岸さん?」 色々と考えていたら 名前を呼ばれた… 「はい…」 「立ちっぱなしもなんだし、 夜中だし… ベッド行く?」 えっ? 「ダメですよ! 彼女に怒られます。」 クスッと笑った蔵山課長 「俺は…今、彼女居ないけど?」 「ご、ごめんなさい。 勘違いして… そうですよね? 寝ましょう…って 一緒に寝るのは マズイのでソファで私寝ます。」 私がソファに行こうとしたら 腕を掴まれた ドキッ… 「俺が何かすると思ってる? …俺がソファで寝るから 川岸さんはベッドで寝て?」 そう言って… 蔵山課長はソファへ行ってしまった… ………
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