◇どういうこと?!◇

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……… その声に 私は慌てて立ち上がる …そして振り返った 「もしかして、 俺のこと待ってた? 亜子?」 私が先に「光佑」と 声を掛けたかったのに… 「遅いよぉ…」 「えっ? 言ってなかったか? 今日は会議があるって。」 「言われてない。 お昼から帰って来たら 既に居なかったし…」 「…そうかぁ? ごめん。 俺んち寄る?って… こんな時間かぁ… 飯喰ってから送るよ。」 …えっ? 今夜は一緒に過ごせないの? 「光佑…」 ここは会社なのに 周りに誰も居ないことを 確認してから 光佑に抱きついた… 「…どうしたんだ? 亜子。」 光佑も私のことを抱きしめてくれた 顔を上げて 「…無性に会いたかったの。」 「やばい…その顔。 俺のこと誘ってる?」 …うっ 別に誘ってるわけじゃなくて ただ…会いたくて 抱きしめて欲しかったのに… ………
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