◇気持ちのすれ違い?!◇

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◇気持ちのすれ違い?!◇

……… 気持ちって たまに すれ違うことがある… 順調に行ってるなぁと思っているほど 幸せ過ぎて 怖いなぁと思ってる時ほど… 「もう…イイ… 誘ってなんかいないし… ただ、光佑に抱きしめて 欲しかっただけなの… もう…何で分かってくれないの。」 私はそう言いながら 光佑から離れた ディスク周りを 片付け始めると 「なんだよ… 俺だっていつも亜子のこと 分かってるわけじゃない。 言葉にしなきゃ 分からないこともあるだろ?」 うっ… 確かに 「そうだけど… たまには 気がついて欲しいの!」 私は振り返り 光佑に訴える… 我儘だとは 分かってるけど… …甘やかされたい 「はぁ… 今日はイライラしてるな? 何かあったのか?」 私の近くにやってきて 光佑は私の顔を覗き込んだ 「何も無い…」 寧ろ…光佑にイライラしてるし 「…亜子?」 「今日は真っ直ぐ ひとりで帰る。」 私は片付け終えて PCの電源を落とした 「えっ? 何言ってるんだ? 俺が亜子のこと 怒らした?」 光佑を無視して 私はロッカーへと向かった 「亜子!!」 私がいけないことは 分かってる… でも…イライラしちゃって ロッカーに着くと 鍵を開け 鏡に映る自分の姿に 「はぁ…」  溜息が出た… 初めて…くだらないことで 光佑と喧嘩したかも?! ………
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