4067人が本棚に入れています
本棚に追加
/509ページ
◇上司と隣で…◇
………
横になったけれど…
眠くない
隣で横になっている
蔵山課長のことが
気になって仕方ない…
規則正しい
寝息が聞こえてきた
…えっ?
蔵山課長、寝てる?
やはり…私のことなんて
何とも思ってないのね…
私は蔵山課長に背を向けて
目を瞑った…
眠れな~いって
思っていたけれど
少しずつ眠くなり
気がついたら眠っていた
目が覚めたのは
パタン…扉の音
カーテンから
光が差し込んでいた
朝になったんだ
ボーッとしていたら
「川岸さん?
起こしちゃったね…ごめん。」
いきなり目の前に
蔵山課長の顔
ガバッと起きて
「おはようございます。」
頭を下げた
クスッ…
「おはよう。眠れた?」
「…はい、眠れたと思います。」
「その感じだと
眠れなかったんだね?」
うっ…バレてる…
……
…
私たちは
帰る支度をし
ホテルを後に…
朝食を
食べることになった
変な感じだ…
彼氏でもない
蔵山課長と朝食を食べるなんて…
………
最初のコメントを投稿しよう!