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危ないところをどーもm(_ _)m
その日は朝から雨が降っていて憂鬱な出勤
「月曜の朝から雨なんて一番いやだな~」
と思いながらバスを降りてJRの改札に急ぐ
始発に乗れば座れる
立つのが嫌なわけじゃないけど痴漢に会いたくないから
入り口からすぐの二人席に座れた
ここはドアが開くたび寒いけど
奥へ入ってしまうと降りられなくて困るから
ちょっと、ウトウトしていた
次の駅に着いたらしく人が入って来て混雑している
私の前には男のサラリーマンばかりが立っていた
すると、一人の男の人が長傘を持ったまま
網棚にカバンを乗せようとしたらしい
私はちょうど、顔を上げたところで
次の瞬間
傘の先が私の顔をめがけて刺さりそうに迫って来た
えっっと思った瞬間
あと、数センチの所で私の前に立っていた別の男の人が
その傘の先をサッとつかまえて
「危ないじゃないか!大丈夫ですか?」と
言って救ってくれた
私はウトウトも吹っ飛んで
「ありがとうございます、大丈夫です」
傘の人も
「ごめんなさい、すいませんでした」
あーーーー良かった
目に刺さったら大変なことになるところだった
その後、なんとなくそのまま過ぎて
助けてくれた男の人は会釈をして降りて行った
私ももう一度
「ありがとうございました」とだけ言った
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