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「ところで恵くんの出番、って、何やってんの?」 せっかくキョンがこうしてココに来てくれたのに、真っ先に恵くんの出番を聞いていなかった。 それを確認しようとする前に、必要以上に近いキョンの顔。 恵くんを腕で跨いで、私の腕と腕がぶつかりながら、少し覆い被さるような形になる。 「やっぱり俺、オマエのこと」 いくら自惚れるなと言われても、これで気づけないなら相当鈍感だ。 キョンは私に三度目かの告白をしようとしている。 しかも、襲われそうだ。頭でも叩いて、キョンの正気を取り戻そうとしたその時、突如緊急事態へと発展した。
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