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インターネットは便利で、今まで直接話してきた本人の口から聞かないようなことまで事細かに色んなことが書いてあった。
乾いた笑いは夜中に響いて、なぜか切なくさせた。
デビューしていて、地元じゃ有名な子だった。
ただ大きな仕事がなく、全国的な知名度がなかった。
眠れずに出た答えは、ユウタくんとの別れだった。
ようやく入社出来て、務めて1年しか経っていないのに、転職するわけないことをユウタくんは知らない。
どうしても気になって公園を覗いてしまう自分の行動にイライラしながら、無理矢理遠回りする日々。
公園は覗けばユウタくんの姿があって、胸を痛めながら、それでも公園は通らなかった。
それを1ヶ月続けてみると、ユウタくんを見ない日が増えていって、いなくなってしまった。
自分から突き放したくせに、手は勝手にキーボードを叩き、情報を仕入れた。
あるファンサイトに練習が大変そうで寝る暇もないんじゃないかと目にして、私は今に至る。
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