時期外れの転校生

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 そして翌朝。思っていたよりも早く、頼羅はイタルに再会した。 「頼羅、次の休み時間、一組に転校生見に行こうよ」  昼休みの外遊びから帰ってきた小鳥が言った。 「えー、いいよ、別にめずらしくもないし」  頼羅達の通う白堀小学校は、近くの広大な工場跡地を再開発した住宅地ができてからというもの生徒数が急増している。けれどたいていは、学期の変わり目や新年度に来るのが普通で、二学期の途中の半端なこの時期に入ってくるのはめずらしかった。 「すごくかっこいいって、見たくない?」  小鳥はイケメンが好きなのだった。
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