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「きらりちゃん、どうしたの? 何があったの?」
心配した頼羅がきらりに触れようとしたその時。
「ライラちゃん、そいつに触っちゃだめだ」
イタルが急に大きな声を出した。
びっくりして頼羅が一瞬イタルの方に気を取られると、きらりの体が二つに折れ曲がるようにして腰のあたりでぱっくりと割れた。
「ええええッ!! キ……きらりちゃんッ!!」
小鳥が驚いて叫ぶと、先程まできらりの姿をしていたそれは、やっこさんに姿を変えた。ぼうっと光るそれは、昨日きらりが持っていた折り紙だった。
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