まだら服の笛吹き、再び

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 折悪く、夕方五時の鐘が鳴ると、再び昨日と同じように笛の音がした。 「何、これ、今、何が起きてるの?」  頼羅と小鳥は恐怖で互いに手を取り合った。今日は昨日とは違って笛の音は一瞬ではやまず、不気味な短調のフレーズが繰り返し聞こえてくる。  そして、昨日と同様、どこからともなく赤、黄、緑のまだら男が現れた。今日は、まだら男がはっきりと笛を吹いているのがわかった。  頼羅が周囲を見回すと、さっきまでいたはずのバスケットゴール近くの男子たちの姿が見当たらない。
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