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「次元の理を犯す者、パイド・バイパー、ここから立ち去れ!」
二枚の折り紙を使って手裏剣を作ったイタルに、バイパーと呼ばれたまだら男はかなり驚いている様子だった。
「黙れ! 滅びをただ待つだけの者共よ!!」
バイパーはそう言うと、ベンチの方へ走って近づいて来た。
「やだッ!」
怖い、と、思った小鳥とライラが身をすくめると、立ち向かうようにして走っていったイタルが、手裏剣をバイパーの方へ投げつけた。
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