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◇金色のユニコーンが起きる日◇
今日の天気はマザーが笑った
▽▽▽▽▽
リンダから結婚式の招待状をもらって約1ヶ月後
リンダの結婚式にアリスはやってきた。
品曲がったキノコはとても結婚式をするには人気の場所だ。
曲がったキノコ二つが重なりあって、それがハートのような形に見えるからだ。
アリスは結婚式用のフリルが多くハートの模様があしらったチョコレート色のドレスを着ていった。
品曲がったキノコの下ではオルガンや新郎新婦が通るであろう赤いカーペットが引かれ、おもてなしのパンやお菓子やウェディングケーキが綺麗にセットされていて、その回りで招待客が談笑していたりした。
リンダはトカゲなので、招待客の大半がリンダの親族なのだろうか、トカゲだった。
けど何かがおかしい。笑っているものもいれば、泣いたり、暗い表情のトカゲがいた。
アリスはキョロキョロ回りを見渡して知り合いを探したが、特に知り合いもいなかったので、お菓子が置かれている机にやってきた。
沢山なお菓子からアリスは黄色いマカロンを手に取ると、半分かじった。
「美味しい」
残りのもう半分を食べたところでオルガンがなった。
結婚式が始まる合図の鐘だった
。
蛙がオルガンを弾いてる。
その曲に合わせて新郎が出てきた。
金色のトカゲだった。
髪は赤くて長く、時々見える下にはピアスが付いてるのが見えた。
(えぇ?!以外!!)
アリスは新郎の姿があまりにも想像から外れていたのでビックリして心の中で叫ぶ。
招待客の中から、小さく「あぁ、なんてこと」「リンダが、、」といった声が聞こえた
(あぁ、リンダ側は認めてなかったのね)
アリスは心の中でなんとなく状況を理解した
…はずだった。
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