私の果てに。

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浮いてる…。 心地良かった。 落ちるのを待つような浮遊ではない。 そのまま意識を失う様に私はベッドに沈んでいた。 寺井さんが私の髪を撫でる感覚で目を開けた。 すごく恥ずかしかった。 私は手で顔を隠し、寺井さんに背中を向けた。 私、寺井さんに抱かれながら何を言ってたんだろう…。 それを考えると顔が熱くなった。 この気持ちが好きって事なんだ…。 私が振り返ると、寺井さんが微笑んでいた。
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