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溜息を吐きながら机に突っ伏す。遠足やゲームの発売日前は
オレは何時もこうだ。楽しい事が明日に成ったらあると
思うと、どうしても眠れない。オウカの時は興奮しすぎて二日前から
徹夜したから当日にはぐっすり。そんな所為でこの有り様。
今日はいよいよお寺で修行する日だってのに。二日目前のヤカン騒動で、
和尚と不二崎さんはお詫びと言ってオレ達のツクモを
鍛えてくれると約束してくれた。それが修行だ。修行。
秘密の修行。ぐふふ。こんな楽しそうな事が今日からかと思えば、
中々寝付けないさ。そう思いながら、何故かオレに付き合って
徹夜したオウカの背を優しく撫でる。膝上で“すやすや”と眠るオウカが
この上なく羨ましい。ぐぬー。
「まあでも、楽しみだよなぁ……。」
「楽しみだね。でも、何をするのかちょっとだけ不安、かな。」
不安だと言う白波の言葉からは、不安以上の強い期待を感じる。
オレは白波の期待に自分の期待も乗せ。授業が始めるまでの間、
二人で話を膨らませては楽しく過ごす───
───教室に先生が来た時には、オレの意識は夢の世界へ
行きかけていた。凩先生の出欠確認で何とか返事をし。
短いホームルームを経ていよいよ授業開始。
「今日はこの前話しそびれてしまった、
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