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俺の名前は、山下 行。高校1年生だ。高校に入学して、はや半年が過ぎた。学校ではもうすぐ文化祭が有り、生徒が中心となって準備を進めている。
(放課後)
「行くん。私達そろそろ帰るね! 外も暗くなってきてるし。」
「うん。分かった。あっ、先生には、俺が言っておくから。」
「本当?! ありがと~っ! じゃ、後の準備よろしくね! バイバーイ!!!」
「バイバイ!!」
バタン
ドアを閉め、女子は廊下を走って帰って行った。
「フーー………………えーっと後はーココとここを塗るだけか…」
一人だけの教室で、ボソボソと呟く……俺。
本当正直に言うと……寂しい。
「俺だって青春して~な~」
放課後の教室で彼女と二人、文化祭の準備をする!!!!
青春だーーー!!!!!!!!
マジで青春っ!!
「はー………彼女欲しいなー」
ガラガラガラー
いきなりドアが開いた。そこには、高木先生が立っていた。
「おっ!山下まだ居たのか?」
「はい。あっ、先生!! 女子はもう帰りました。暗くなるからって。」
「そうか、分かった! サンキュな! 山下、お前ももう帰っていいぞ。もう7時だからな。男子でも夜道は危ないからな。あーーー今日の分はー終わったのか?」
「はい。今さっき終わりました!」
そうか、ならもう帰ってもいいぞ……そう先生に言われ…俺は、バッグを手に取り「さよなら!!」と先生に言って、急いで家へ帰った。
文化祭当日
開会式終了後
「おはよー!! 行君一昨日は、ごめんね。一人で色々と準備させちゃって………」
「全然大丈夫だよ!!」
「本当?……ありがとう」
同じクラスの河下さんは、申し訳なさそうに…ありがとうっと言った。俺は、全然気にして無いのになー。
「おい!!行!!お前、カラオケ大会に参加するのか?!」
「あぁ、出るよ。」
「マジか!スゲーなお前!緊張すんだろ?!」
「まあ、少し位かなー?」
「マジかよww俺なんかさw、ステージ上った途端に生まれたての小鹿の様に 、ガクガクwwwブルブルだわwwwwwwwwwwwwww」
「どんだけ笑ってんだよ…w」
ホントのことを言うと、俺は………1等の5000円図書券目当てなのだ!!!!
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