第1章:文化祭

2/2
前へ
/2ページ
次へ
俺の名前は、山下 行。高校1年生だ。高校に入学して、はや半年が過ぎた。学校ではもうすぐ文化祭が有り、生徒が中心となって準備を進めている。 (放課後) 「行くん。私達そろそろ帰るね! 外も暗くなってきてるし。」 「うん。分かった。あっ、先生には、俺が言っておくから。」 「本当?! ありがと~っ! じゃ、後の準備よろしくね! バイバーイ!!!」 「バイバイ!!」 バタン ドアを閉め、女子は廊下を走って帰って行った。 「フーー………………えーっと後はーココとここを塗るだけか…」 一人だけの教室で、ボソボソと呟く……俺。 本当正直に言うと……寂しい。 「俺だって青春して~な~」 放課後の教室で彼女と二人、文化祭の準備をする!!!! 青春だーーー!!!!!!!! マジで青春っ!! 「はー………彼女欲しいなー」 ガラガラガラー いきなりドアが開いた。そこには、高木先生が立っていた。 「おっ!山下まだ居たのか?」 「はい。あっ、先生!! 女子はもう帰りました。暗くなるからって。」 「そうか、分かった! サンキュな! 山下、お前ももう帰っていいぞ。もう7時だからな。男子でも夜道は危ないからな。あーーー今日の分はー終わったのか?」 「はい。今さっき終わりました!」 そうか、ならもう帰ってもいいぞ……そう先生に言われ…俺は、バッグを手に取り「さよなら!!」と先生に言って、急いで家へ帰った。 文化祭当日 開会式終了後 「おはよー!! 行君一昨日は、ごめんね。一人で色々と準備させちゃって………」 「全然大丈夫だよ!!」 「本当?……ありがとう」 同じクラスの河下さんは、申し訳なさそうに…ありがとうっと言った。俺は、全然気にして無いのになー。 「おい!!行!!お前、カラオケ大会に参加するのか?!」 「あぁ、出るよ。」 「マジか!スゲーなお前!緊張すんだろ?!」 「まあ、少し位かなー?」 「マジかよww俺なんかさw、ステージ上った途端に生まれたての小鹿の様に 、ガクガクwwwブルブルだわwwwwwwwwwwwwww」 「どんだけ笑ってんだよ…w」 ホントのことを言うと、俺は………1等の5000円図書券目当てなのだ!!!!
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加