0人が本棚に入れています
本棚に追加
僕は考えている。部屋のドアを開けると、突然僕の部屋に侵入してきた、この空飛ぶ灰色のブロックが一体、何なのか。よく見るとこのブロックは灰色なだけじゃなく、部屋に待っているのと同じような、キラキラした細かい粒が入っている。
「謎を解くポ!」
ブロックが、喋った!
僕はびっくりして腰を抜かしそうになった。これはもしかしたら最新技術のロボットで、誰かがいたずらしているのかな?
すると、ブロックはまたまた喋り出した。
『敵に襲われないように体中にある発光器官を使ってカモフラージュしている、富山県の春の風物詩と言われる軟体動物は、何?』
「え…??」
僕はブロックが喋った事にびっくりしすぎて、クイズを出されたって気づくまでに少し時間が必要だった。ブロックはもう一度、同じことを繰り返し喋った。ちゃんと問題を聞いていれば、とても簡単なクイズだったんだ。だって僕が持っている海の生き物図鑑で見た事があったもの!
最初のコメントを投稿しよう!