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「三毛猫!」
「大正解ポ!」
僕が答えると、ポポポのお腹の光が緑色に変わって、くるくる空中に円を描いた。塀の上にいたブロックのかたまりも光ったかと思うとバラバラになって、今度は中から三色の毛を持った猫が出てきた!
でも僕の知っている三毛猫とはちょっと違う。白、黒、茶色とか、こげ茶色とかじゃなくて、ピンク、赤、オレンジ色の三毛猫だ!しかも風船みたいにまん丸く太っている。灰色の町の中でこの三毛猫みたいなやつは超目立っていた。
「謎を解くとブロックが生き物になるの…?」
「ポ!」
「ナゾだにゃ~。吾輩は何なのかにゃ~。」
三毛猫みたいなやつまで喋り出した!
ポポポは塀の上に落ちていたバラバラのブロックを、本当のイカみたいに足の中にある口から吸い込んだ。
それから僕のそばへ飛んできた。お腹が青色にぴかぴか点滅していて、見るとカードが貼りついていた。僕はポポポからカードをはがして見た。
「コスモスキャット…?」
この変な色の猫みたいなやつの絵が描いてある。
猫みたいなやつは僕の肩に飛び乗って来て、自分の絵が描かれているカードをじーっと見つめた。
「吾輩はコスモスキャットであるかにゃ~?」
これがこいつの名前なのかな…。
「ポポポはナゾ粒子を食べるポ!でもナゾ粒子が地球の謎とくっついて、ナゾブロックになっちゃったんだポ!」
「それはさっき聞いたけど…ナゾ粒子って?」
粒子っていうのは物を形作っている小さい粒の事だ。でもナゾ粒子なんて図鑑でも見た事ないし、聞いた事も無い。
「ナゾ粒子はポポポの食べ物!ポ!」
「吾輩も食べたいにゃ~。」
ポポポはお腹を緑色に光らせて、とても機嫌が良さそうだ。どうやらポポポやコスモスキャットに聞いても、何もわからないみたいだ。
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