第一章 おかしな世界!ナゾのポポポ

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 △は“さんかく”かなあ…。じゃあ◎は“にじゅうまる”…じゃ合わないか。 △△は“リボン”…?そしたら◎は“ボ◯ン”…ボタン?  ①は“さんかく”の“く”、②は“ン”、③は“ボ”…“くンボ”?そんな言葉、無いよね…。 あ!ひょっとしてこの形、△は“スカート”かな? 「わかった!“トンボ”じゃない?」  私が答えると、ポポちゃんのお腹は緑色になって、足の中の小さいブロックがぴかっと光った。それからポポちゃんの時と同じようにバラバラになって、中からとんぼみたいな虫が出てきた。でも形がすごく変。?の形をしている。  それからバラバラになったブロックを、ポポちゃんが吸い込んで食べちゃった。そうしたら、お腹が青く点滅し始めた。 「ポポちゃん、大丈夫?」  よく見ると、お腹に何か紙みたいな物がくっついている。剥がして見ると、それはカードだった。今ここにいる変な形のトンボが描いてある。それから文字が。 「ナゾヤンマ…。」  トンボはすいすいと、ポポちゃんと一緒に私の周りを飛び回った。 「もしかして…この動いてるブロックってポポちゃんの仲間なの?」  ポポちゃんは私に答えるように、お腹を緑色に光らせた! 「たぶん、このブロックに閉じ込められちゃっていて…ナゾを解けば、元に戻るんだね!?」  ポポちゃんはとっても嬉しそうに、ぐるぐる円を描いて回った。 「ポポ!ポポポ!」 「そっか…まだ全然、何もわからないけど、私、ポポちゃんのお手伝いが出来るかも!」 「ポポポ!」  そう、本当に、ここが私が朝までいた町なのか、どこか違うところなのかさえわからないけど…出来る事があったら、それをやるしかない。
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