第一章 おかしな世界!ナゾのポポポ

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ポポちゃんは何だかムニョムニョしていて、触ると気持ちいい。 「そういえば、結構歩いてきちゃったけど、私、家に帰れるかな…?」 「ポポポ!」  ポポちゃんはくるっと私の方を向いた。すると、十本の足が私に向かって伸びてきた!  ポポちゃんが足を広げると、そこには丸い輪っかがあって、中は真っ暗闇だった。私はその中にすぽんと吸い込まれちゃった…! 「…あれ?」  体を強張らせていた私が目を開けると、そこは私の家の前だった。 「私、ポポちゃんに食べられちゃったんじゃなかったの?」  今の、何だったんだろう。ポポちゃんに吸い込まれた時、体がびよーんって伸ばされたり、ぎゅーって潰されたりしてた。私、ちゃんと元に戻ってるかな? 「うーん…ちょっと、鏡を見てくるね!」  玄関のドアを開けた。やっぱりママは、どこにもいない。
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