第一章 おかしな世界!ナゾのポポポ

14/14
前へ
/19ページ
次へ
「恐竜は僕、大好きだから知ってるよ!ブラキオサウルスだ!」  僕が答えると、巨大ナゾブロックが光り出した。これだけ大きなブロックが光ると、すごく眩しい。  ドカーンッ!と爆発するみたいにバラバラになったブロックを、ポポポはあっという間に吸い込んでしまった。戻ってきたポポポは、ひとまわり大きくなっているような気がする。  それよりもそれよりも!ブロックの中から出てきたのは、とっても腕が太い巨大な恐竜だった!…博物館や図鑑で見た絵よりも、なんていうか…すべり台っぽすぎるけど…。  背中が完全にすべり台になっている恐竜だ。ポポポが青く点滅している。カードが出来たみたいだ。 「こいつの名前は…ブライドン?一応、恐竜だよね!?すごい!」 「ぶわあ~…ねぶい…」  恐竜の大きな声が辺りに響いた。僕は思わず興奮してしまった。 「ブラキオサウルスがいたのはジュラ紀のはずだ。ポポポ、ここはジュラ紀なの?」 「たぶん、ナゾ粒子で作られたところだポ!」 「すごい!僕、ちょっと楽しくなってきたよ!」  僕はブライドンを見上げて言った。正直に言うと結構わくわくしてる。だって僕、こういうクイズに答えるの大好きなんだ! 「謎を解くポ!」 「うん、僕もっと謎を解きたいよ!…でも、家には帰れるんだよね?」 「ポポポに任せるポ!」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加