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「恐竜は僕、大好きだから知ってるよ!ブラキオサウルスだ!」
僕が答えると、巨大ナゾブロックが光り出した。これだけ大きなブロックが光ると、すごく眩しい。
ドカーンッ!と爆発するみたいにバラバラになったブロックを、ポポポはあっという間に吸い込んでしまった。戻ってきたポポポは、ひとまわり大きくなっているような気がする。
それよりもそれよりも!ブロックの中から出てきたのは、とっても腕が太い巨大な恐竜だった!…博物館や図鑑で見た絵よりも、なんていうか…すべり台っぽすぎるけど…。
背中が完全にすべり台になっている恐竜だ。ポポポが青く点滅している。カードが出来たみたいだ。
「こいつの名前は…ブライドン?一応、恐竜だよね!?すごい!」
「ぶわあ~…ねぶい…」
恐竜の大きな声が辺りに響いた。僕は思わず興奮してしまった。
「ブラキオサウルスがいたのはジュラ紀のはずだ。ポポポ、ここはジュラ紀なの?」
「たぶん、ナゾ粒子で作られたところだポ!」
「すごい!僕、ちょっと楽しくなってきたよ!」
僕はブライドンを見上げて言った。正直に言うと結構わくわくしてる。だって僕、こういうクイズに答えるの大好きなんだ!
「謎を解くポ!」
「うん、僕もっと謎を解きたいよ!…でも、家には帰れるんだよね?」
「ポポポに任せるポ!」
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