プロット

2/5
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
七年前の七月七日、とある町で、天川家の庭に小さな隕石が落っこちた。その隕石はナゾ惑星の神様的存在「G2」が地球のナゾに惹かれて遊びに来た時に落としたもので、ナゾ粒子が含まれている。 青野家は当時都会に住んでいたが、帰省中だった。数日後、庭で一緒に遊んでいた三歳の流星と空は、埋まっていたナゾ隕石を掘り出した。その時、空も隕石に触れたが、流星が家に持ち帰り十歳になった今でも本棚に飾っている。 流星と空はこの時のことをうっすら覚えてはいるが、お互いの事はすっかり忘れていた。 二人が十歳になった今。ナゾ惑星の巨大悪「メテオン」は「G2」からその力であるナゾ粒子を奪い、宇宙を支配しようとたくらんだ。争いの中、バランスを崩して軌道を外れるナゾ惑星。七年前にG2が落としたナゾ粒子に引き寄せられ、地球と衝突してしまう。ナゾ惑星のナゾ粒子は「地球のナゾ」と合わさって固まってナゾブロックになってしまった。この時メテオンは地球をも支配しようとたくらみ、世界中の人間を「世界最大のナゾ」に変えてしまう。 衝突した地球とナゾ惑星は同じ場所に存在し干渉し合うが、別々の世界になっている。流星は長くナゾ粒子に触れていたため引き寄せられてしまい、ナゾ惑星側にいる。空は地球側にいるが、ナゾ粒子に免疫があったために無事だった。  力を失ったG2は「ポポポ」となって、流星と空の前に現れる。ナゾを解けば「地球のナゾ」からナゾ粒子を解きほぐす事が出来る。二人はナゾを解く事が出来る唯一の存在。  ポポポはホタルイカの形をしており、更にまんまるで普段は短足気味。目は笑ったり泣いたりもする。流星側のポポポはナゾ惑星にいるため喋る事ができ(語尾にポをつける)、空側のポポポは「ポポ!ポポポポ!」と言っているようにしか聞こえない。お腹の光が何色かで感情を読み取る事が出来る。本物のイカと同じ場所にワープホールを思わせる口があり、そこからバラバラになったナゾブロックを吸い込んだり、流星や空を吸い込んでエリアを移動させる事が出来る。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!